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Semicon West 2018

SemiconWest2018マーケットシンポジウム参加報告■Mid Year Semiconductor Outlook: The OneConstant is ChangeBob Johnson氏| Research Vice President | Gartner(要約)世界の半導体売上は、2000年に$200Bを超えて、2010年の$300Bまで「10年」かかった。2017年の$400Bまで「7年」、2019年の$500Bまでは僅か「2年」で到達する。(筆者注:WSTS/SIA集計では、2013年の$300Bまで「13年」。2017年の$400Bまで「4年」)大きな要因はDRAM価格の高騰であり、現在の価格は歴史的なコストカーブからみると10倍のレベルである。DRAM価格はこれから下落すると予想される。2020年には半導体全体でも一時的なマイナス成長を予想する。それでも2017年~2022年を通した全体CAGRは5%と高成長である。DRAMの売上は2018年99.3B⇒2019年110.2B⇒2020年68.4B⇒2021年47.2Bと厳しくみている。尚、同時期のNANDは2018年58.7B⇒2019年64.5B⇒2020年74.6B⇒2021年81.0Bと順調な伸びを予想している。■China Chips - Trade, Taiwan & TechnologyRobert Maire氏| President | Semiconductor Advisors(要約)中国を中心とした米国半導体関連企業買収の差し止め(Qualcomm by Broadcom, Lattice by Canyon Bridge,Xcerra by Hubei Xinyan, Aixtron by Grand Chip etc.)を例示。中国は2019年に世界半導体の6割を消費する見込み(SIA)である。Apple売上の20%、Qualcommの65%、Intelの23%が中国向け。半導体装置市場の拡大は中国国内企業の投資による部分が大きい。とても大きすぎて、無視などできない。米中の知的財産問題で予想される最悪の展開は、"TheUS slowing technology sales to China will result in theacceleration of IP theft."(原文のまま)である。かつての日本、台湾、韓国のように、中国の半導体産業参入は近代化の正常な過程であり、米国は莫大な中国への市場参加で利益を上げることができる。米国政府は、貿易と知的財産に関する懸念の払拭にも貢献できるはず。しかし、米国製半導体製造装置の販売は、中国の成長を制限する「鍵」となるかもしれない。中国は望む「レシピ」を手に入れることができるが、米国製ツールなしでは競争力のあるチップを作ることができない。米国にはリソの分野で、高アスペクトエッチング、デポジション、計測と検査装置があり、コピーすることは難しい。米国装置の輸出規制については、遅かれ早かれ出てくる(議論となる)可能性はある。■SEMI Market Outlook - Fab Investments,Equipment and Materials ForecastsClark Tseng氏| Director of Industry Research andStatistics | SEMI(要約)メモリー市場の見方について、供給が想定程増えないこともあり、DRAM価格は2018年4Qまでは多少下がっても堅調な見込み。モバイルDRAMは新型iPhoneやコンテンツの伸びにより安定。しかし全体としてスマホの出荷は低Clark Tseng氏のプレゼンよりSEAJ Journal 2018. 8 No. 162 21