ブックタイトルSemicon West 2018

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Semicon West 2018

セミコンウエスト2018調。サーバーDRAMはデータセンターと機械学習が牽引する形で2019~2020年も成長する見込み。NANDフラッシュは供給増加と季節的な在庫要因により、2018/3Q~4Qは価格低下。中国メモリーメーカーは、2019~2020年にはWFE市場に貢献するが、本当の市場影響が見えてくるのはこれから。2017年~2022年にかけて、「200mmの能力は600K+WPM増加」する見通し。1既存工場の拡張や6"⇒8"化で29Fab172Kwpm,2新工場で27Fab 482Kwpm,3閉鎖等で-6Fab -36Kwpmを予想。半導体製造装置全体の投資金額としては、2018年$62.73B(前年比+10.8%)、2019年$67.58B(前年比+7.7%)と予想している。■所感:半導体の需要は、今までのPC、スマホに大きく依存する構造から、データセンター、IoT、5G、AI、ADAS/自動運転といった新たな用途が「重層的」に拡大する構造に変わってきています。講演全体としては、「中期的に健全な成長を予想する」考えがほとんどを占めていました。2016~2017年のメモリ投資がかつてない大規模で行われ、単価も大きく上昇したため、2019年以降にその反動や揺り戻しがあるのか。新しく世界の投資を牽引することが確実視される中国市場についても、発表された計画をどこまで織り込むのか。これらの考え方によっては、各調査機関の「楽観論」と「慎重論」が若干分かれてきているように感じました。米中の貿易摩擦については、開催地の米国企業がまさにその渦中にあるため、聴講者の表情は「真剣そのもの」でした。中国は半導体の最大消費地であり、米国企業にとっても大切な顧客であることは間違いありません。このまま悪い方向に進むことは双方にとって得策でなく、うまく解決の処方箋を見出していただくよう切に祈っています。SEMIとSEAJは合同で世界の半導体製造装置の統計をまとめています。SEMIが今回発表した世界市場の予測は、「2018年CY+10.8%、2019年CY+7.7%」となっています。SEAJが発表した日本製装置の予測は「2018年FY+12.7%、2019年FY+5.0%」でした。SEMIとSEAJの予測プロセスや手法は異なりますが、今回は結果的に近い数字(%)になりました。SEAJとしては、今後共予測の精度を高めるべく、更に努力してゆきたいと考えています。エントランスから会場地下へ向かうエスカレーターより日系企業も多数出展されていた展示エリア(HALL D)入口の様子22SEAJ Journal 2018. 8 No. 162