ブックタイトルSemicon West 2018

概要

Semicon West 2018

セミコンウエスト2018SEMI/SEAJ合同統計会議（SEMICON West 2018）SEMI統計部門とSEAJ半導体調査統計専門委員会並びにSEAJ事務局とで、定例のSEMI/SEAJ合同統計会議を開催しました。SEMICON West及びSEMICON Japan開催に合わせて年２回開催しています。この会議は、SEMI/SEAJが共同で作成するWorldwideSEMS（世界半導体製造装置統計）の精度・信頼性を高めるべく、議論する場となっています。また、情報交換をしながら、相互の親睦を図って、信頼関係を築いています。SEMIで20年近く統計責任者を務めていたDan Tracy氏（SEMI本部）に変わり、後任はClark Tseng氏（SEMI台湾）が、就任されました。今回、SEMIの参加者は以下の方々で、温厚な誠実な人柄にて、定例の議題を含め、旬な情報に関する内容など、また、センシティブな質問にも誠実に回答・説明頂け、大変有意義な会議になりました。下記に合同会議の概要を紹介します。開催日時：2018年7月11日（水）13：00～16：45開催場所：Moscone South Level Two Room 216出席者：（敬称略）SEMI側Christian Gregor Dieseldorff：?S E M I H e a d q u a r t e r s ,DirectorLara Chamness：SEMI Headquarters, Senior ManagerLily Feng：SEMI China, DirectorClark Tseng：SEMI Taiwan, Director安藤洋一郎：SEMIジャパンマーケティング部部長浅野卓司：?SEMIジャパンセールスマネージャーSEAJ側小林章秀：?広報部部長利根川悟：?半導体調査統計専門委員会委員（KOKUSAIELECTRIC）した。SEMIは韓国企業のリクルート活動を行っているとのことですが、成果に結びついていないとの報告がありました。２．中国市場のアップデートの紹介（SEMI ChinaのLilyさんより）IC insightsによれば、中国のICマーケットは2017年138Ｂ＄、2022年201Ｂ＄、CAGR（2017-2022）：8%に対して、中国生産は2017年18.5Ｂ＄、2022年33.6Ｂ＄、CAGR（2017-2022）：13%と拡大、IoT、自動走行向け、5Ｇ、AIが牽引しています。中国政府の指導があり、ファブレスが大きく伸び、マニュファクチャリングも伸びました。SEMIはローカルファンドを調べており2020年に向けてモーメンタムは加速しています。中国設備投資は、2017年は世界3位、2018年は2位、2019年は1位を見込んでいます。３．World Fab Forecastの説明（SEMI本部のChristianさんより）World Fab Forecastは、25年間におよぶ各地域の企業とのネットワーキングにより、データベースを構築してきました。World Fab Forecastの最新（6月）予測では、FabEquipment Front End（前工程装置）の伸び率（前年比）は、2017年+36％、2018年+14％、2019年+9％と見ています。特筆すべき点として、地域別では、2017年～2019年の2カ年の伸びは、以下になります。China Japan SE Asia Americas Europe & Mideast Taiwan Korea160%43%34%14%9%7%-14%１．WWSEMS（世界半導体製造装置統計）に関する協議例年通り、統計参加企業リストの情報交換を行いました。SEMIでは統計参加企業、北米企業が４社減少しています。SEAJ側は半導体統計会員の変更はありませんでしたが、FPD統計会員は3社減少しました。現在、製造装置業界は好調な状況が続いており、特に韓国の製造装置企業の成長は目覚ましいものがあり、韓国企業の動向に傾注することが重要であることを確認し合いま４．需要予測情報の交換SEMI及びSEAJが７月に発表した装置の需要予測に関して情報交換を行いました。SEMIの需要予測（Mid-Year Equipment Forecast）は、CY（1月～12月）で下記になります。2018CY：世界市場＄62.73Ｂ+11％（前年比）2019CY：世界市場＄67.58Ｂ+8％（前年比）SEAJの需要予測は、日本製装置及び日本市場のFY（4月～3月）で下記になります。24SEAJ Journal 2018. 8 No. 162