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セミコンウェスト2019

Semicon West 2019SEAJ Journal 2019. 8 No. 166 19入場料の値上げは吉と出るか凶と出るか人出は、昨年に比べてまばらに見えた。展示会の実効性を上げ、商談を目的とした来訪者の比率を高めるために昨年から入場料を課しているが、今年はさらに大幅に値上げしたこと、1day pass があるため、1日しか入場しない人がいることなどが、人出が少なくなっている理由であろう。会場からは、入場者数の減少が、出展社の減少や展示スペース削減につながり、さらなる入場者数減少を招くという負のスパイラルに陥っていくのではないか、という懸念の声が聞こえてきた。市場の見通しは厳しくなってきた展示会場で約50名の方に半導体製造装置市場の景況感について質問した。装置市場は地域・アプリケーションによって異なっているが、全体的には景況感は年初と比較して悪化している。半導体製造装置メーカー各社は、4月に開催された19.3期の決算説明会で、19年後半からメモリメーカーが設備投資を本格的に再開し、製造装置市場は回復するとの見方を示していたが、5月以降の米中貿易摩擦の激化に加え、日韓通商問題によって、韓国のメモリメーカーが大型設備投資に踏み切れなくなっている。各社の展示ブースで半導体製造装置市場の景況感についてヒアリングした殆どの企業が、半導体製造装置市場の景況感は悪化しつつあり、回復の時期も見えていないと回答した。各社の景況感には一定の傾向ただ、回答者が北米市場担当の場合は、需要は堅調に推移しているという回答が返ってくることが多かった。地域ディスコの展示が目を引くMoscone North(右上)と日系大手が出展していたMoscone South(下)展示がなく、ひっそりとしていたMoscone West