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セミコンウェスト2019

Semicon West 2019SEAJ Journal 2019. 8 No. 166 21■ SEMI Market Outlook -Industry Outlook, FabInvestments, Equipment and MaterialsForecastsClark Tseng | Director of Industry Research andStatistics | SEMI2019年5月までの世界の半導体売上高は、前年比13.7%減の1,610億ドルとなっており、2019年1Q の台湾ファウンドリは12% 減、OSAT は26%減、2019年5月までのDRAM は33.4%減となった。装置売上も5月までの実績で22%減の222億ドルにとどまっている。電子機器需要の弱さから在庫調整は年後半まで長引き、Huawei のEntity List 入りやハイエンドスマホの慎重な調達姿勢も懸念材料となっている。一方で、PC 用CPU の不足は秋には解消する見通しであり、2019年のファウンドリ/ ロジックの設備投資も堅調とみている。これらを総合し、2019年の世界半導体設備投資はUS$52.68B(前年比▲18.4%)、2020年はUS$58.78(前年比+11.6%)と予想している。■ Multiple Headwinds Challenge theSemiconductor Market --When can we expectgrowth to return?Mario Morales | Vice President | International DataCorporation (IDC)データの生成量は継続的に増え2023年までに103ZB となる。IT からオペレーショナルテクノロジー(OT)へと成長がシフトし、コンピューティングは進化し分散化する。得られるデータは組織にとって有用で価値のある洞察に変換されなければならない。電力効率とconfigurability(設定や構成を任意に変更できること)が、次世代のアーキテクチャを牽引してゆく。2023年までに、組み込みおよびインテリジェントシステムは250億台を超え、エッジコンピューティングとAI 推論を牽引してゆく。半導体市場について、2018年の475B(前年比+13%)に対して2019年は430B(前年比▲10%)と見通しは下方修正された。半導体産業はイノベーションの基盤であり、2020年以降は市場の回復を見込んでいる。■ 5GMartin Reynolds | Vice President and Fellow | Gartner5G の普及スピードは4G(LTE)に比べて速く、2023年には5G がLTE を抜き去ると考えている。携帯電話の総出荷数は2019年~2023年まで横這いまたは微減とみるが、携帯電話用の半導体はCAGR で5.1%の伸びとなり、2023年にはUS$134B と予想する。基地局向けの半導体はCAGRで7.6% と高い伸びを予想するが、2023年US$4.2B と市場が大きいわけではない。半導体にとっての5G の機会とは、① IoT の接続性向上(5G プロトコルに準拠した小型ローバンドの機器が大量に普及すること)。②30GHz までの高性能トランシーバとアクティブアンテナの必要性。③電波の「バウンス」経路を計算するためのAI 半導体の必要性(動的環境では複雑な経路管理が必要)。④ハイブリッド型のoptical-digital 基板Semicon West 2019 Market Symposium 聴講報告7月8日にSEMI Market Symposium が開催されました。聴講させていただきましたので、その内容の一部をご紹介致します。