ブックタイトルセミコンウェスト2019

概要

セミコンウェスト2019

セミコンウエスト201924 SEAJ Journal 2019. 8 No. 166半導体調査統計専門委員会　久く保ぼ　岳たけ士しSEMI 統計部門とSEAJ 半導体調査統計専門委員会並びにSEAJ 事務局とで、定例のSEMI/SEAJ 合同統計会議を開催した。SEMICON West 及びSEMICON Japan 開催に合わせて年２回開催している。今回、SEAJ 小林部長と当方の2名が参加。この会議は、SEMI/SEAJ が共同で作成するWorldwideSEMS（世界半導体製造装置統計）の精度・信頼性を高めるべく議論する場となっている。また、情報交換をしながら、相互の親睦を図り信頼関係を築いてきた歴史がある。これまで専門委員会より出席されてきたKOKUSAI の利根川さんが急遽出席できなくなり、当方が出席させて頂く事になった。事前に利根川さんが時間を割いてくださり、この会議の歴史、目的、議論すべきポイントについてご教示くださり、初参加であったがスムーズに議論に参加する事ができた。SEMI の参加者は以下の方々で、定例の議題を含め、旬な情報に関する内容など、また、センシティブな質問にも誠実に回答・説明頂け、大変有意義な会議となった。開催日時　：2019年7月10日（水）13：00～16：00開催場所　： Moscone North Level Two Room 117出 席 者　：（ 敬称略）SEMI 側　Clark Tseng ：SEMI, Director　Lara Chamness：SEMI, Senior Manager　Christian Gregor Dieseldorff ： SEMI, Senior PrincipleAnalyst　Lily Feng ：SEMI China, Director　Kim Sin ：SEMI China　Lucia Zhu ：SEMI China　安藤　洋一郎 ：SEMI ジャパン マーケティング部SEAJ 側　小林　章秀： 広報部　部長　久保　岳士： 半導体調査統計専門委員会委員 （Nikon）１． SEMI・SEAJ 統計参加企業に関する協議SEMI には現在40社の参加企業、SEAJ には44社の参加企業がある事を相互に確認した。SEMI が進めている参加企業の誘致活動は、前回12月の合同会議時から進捗が無いとの事だった。2．設備投資動向Clark Tseng 氏より7月8日（月）のSEMI マーケットシンポジウムにてプレゼンされた内容についてご説明があり、以下のように色々とご意見を伺う事ができた。●2019年の設備投資は、Year Over Year でMax-20% と大きくマイナス成長に。・メモリーのマイナスが大、DRAM 向け -50%、NAND 向け -40%・Logic、Foundry 向けは10／7nm 先端デバイス向け投資が堅調。・産業、自動車系 は2018年に比べ軟調になっている。●足元の状況は、DRAM、NAND の在庫調整に時間がかかっている。・ユーザー側の在庫調整は大分進んだが、半導体メーカー側でまだまだ在庫がだぶついている。・在庫調整は2020年初頭までかかりそう。・DRAM 価格のボトムは2020/Q1とみている。● Data Center 向け投資が現状止まっているが、19年後半のIntel 10nm CPU のリリース、また、8月に予定されているAMD 7nm CPU リリースにより良い影響あると思う。●2020年は、メモリー向けと中国の設備投資増加によりリカバリーを見込む、YoY +12%（図1）●前・後工程装置設備投資予測（図2）・2019年　$52.7B　YoY -18%　Foundry, Logic の堅調を反映し、台湾が$12.3B と最大市場になる。また、米国も成長を見込む。・2020年　$58.8B　YoY +12%　中国が$14.5B と最大市場になる見込み。3．中国市場アップデートLily Feng 氏より中国市場に関するOverview をご紹介いただいた。● IC Big Fund の状況2014年の設立以来、RMB139B を投資。投資内訳は、67%：半導体メーカー、17%：デザイン、10%：パッケージ& テスト、6%：半導体装置/ 材料最先端デバイス向けにRMB200B 規模のPhase2が計画されている（時期は未定）SEMI/SEAJ 合同統計会議（SEMICON West 2019）